ひきこもれ | 女優!!吉見麻美の気が向くままぁ~ワガママな日常~

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吉見麻美が、日々感じた事を気の向いた時に、気の向くままぁに書き綴っています。

吉本隆明著「ひきこもれ」
読みました。
よしもとばななさんのお父様ですね。

気になった文章を抜粋します。

・子どもの時間を、分断しないようにする。自分の時間をこま切れにされたら、人は何ものにもなることはできない。
・自分の尺度を他人に当てはめ、大きな声でものを行ったり善意の押し売りをするのは愚かなこと。
・偽の厳粛さ、くだらなさ、いやらしさ、空虚さを、感受性が強くて鋭い子どもは見抜いている。
・昔の親は、とにかく食べさせているということで、誇りとか驕りとかがあったから「お前はこうしろ」みたいなことが言えたが、今は食べていけない状況がほとんどない世の中である。
・指導させてやろうという思い上がった気持ちがあっても、子どもは後ろ姿を見ているだけで、好きな者を見抜き、勝手に影響を受ける。
・同質の者が集まって作る世界は傷付かなくて快適だが、先が閉じている。
・マスコミに取り上げられたり、メディアに乗ってものを言ったり、そういう事が偉いのでも何でもない。安易にそちらの方へ行ってしまわない方がいい。
・いじめの問題で忘れてはいけないのは、いじめる側、いじめられる側、の両方が、心に傷を持っている。
・傷ついた親に育てられた人は、死を選びやすい。


本ってさ、
その時の心情によって、
引っかかる箇所が、違うんですよね。
だから、
何年後かにまた、読み直したいと思える一冊でした照れ