就学前準備〈1年生国語〉~ひらがな学習~ | ZIHEIの壺〜 自閉症児の子育て と ABA (応用行動分析)療法 奮闘記〜

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カナー自閉症の息子。ABA(応用行動分析)と出会い 確かな効果を実感し実践中。小学1年生から母も毎日学校に付き添いながら息子と共に成長の日々を過ごしております。このブログを通し同じ境遇の方々と繋がれたら嬉しいです。

今日は、アカデミックスキル指導(国語)のお話をします🍀


息子ターは、4歳10ヶ月から平仮名の書字の練習を始めました。

まだABAを知らなかった頃で、ABA理論をつかいながら教えていたら、もっと楽しくできたはずなのに。。

今思えば、随分と乱暴なアプローチだったなぁと反省しています。

毎日、公文のなぞり書きカードに五十音を一文字ずつ読んで(構音トレーニング)書かせました。


当時は 、こちらのカードをそのまま使用しておりましたが 、現在、浅間 ペンギンABA 教室の生徒さんとひらがなの学習やカタカナ、漢字、アルファベットの学習をする際は 、2/3の大きさに縮小コピーをして ラミネートをしたものを使って 生徒さんと学習をしています🍀

こちらの 公文のカードだと .お子さんの視野いっぱいにカードが入り、お子さんには、大き過ぎて、《文字》というよりは 《絵画》になってしまいます 。

通常は、 ひらがなは、 1つの文字だけでは意味をなさず、 いくつかの ひらがなを組み合わせて単語が出来上がりますね。

例えば、『り』と『ん』と『ご』で『りんご』ができるように 、3 文字並べた時に、お子さんの視野に収まるようにする場合 に、こちらのカードだと大きすぎるのですね。


ターは、5歳でABAを始めるまで、パパ・ママも解らず、お返事もできず、もちろん、

名前も言えず。。。無発語でした。

宇宙語onlyのZIHEIワールド全開でした。


『うちの子は、全く話せないのに平仮名なんてまだ早い?

ということは、全然ないのですね✨


お子さんが、言葉が出ていなくても、4歳から少しずつ、ひらがな(カタカナ)の読み書きを始めたら良いと思います🍀


書字は、成人までに身に付けたいskillだから、早く始めるにこしたことはないと思うのですね。

通常の
言葉の獲得⇒文字の獲得』
の順番ではなく、
文字を獲得することで、
『文字をツールにして概念理解・言語を深めていく
と考えます。

また、
平仮名学習  で『始まり』と『終わり』
概念理解が深まり、


文字を書くことで、新たなる脳内の回路が開通し、混沌としたカオス脳から脱却できるようになります。

平仮名が、読み書きできるようになると、
言葉による声かけ(音声指示)が入りにくくても、視覚的に文字で理解させられるようになるのでね。
見通しがきかなくて
パニックを起こしたときに、言葉で説明しても解らないけど、文字に書いて説明すると、

読む』間に落ち着けて、文章だとすんなり理解して、納得できることがたくさんあります。

また、こちらからの指示(SD)をオウム返ししてしまうときに、

ターゲットとなる言葉を文字でプロンプトだせるから、指示(SD)をエコーしちゃうこともなくなります。

例えば、
『お名前は?』と質問して、
『お名前は。』とオウム返しで答えてしまう場合に、
紙に、答えてもらいたい『あさまたろう』と書いて見せることで、
『お名前は?』のSDのエコラリアを防げるのですね♪

ターは、いまだに表出言語が乏しく会話できないのですが、( ひらがな 、カタカナ、英語 、漢字 、アルファベット 、ローマ字などなど 。。。

小学校 2~3年生レベルまでのアカデミック スキル プラス 小学校 で学ぶ 英単語の読み書きを習得しているため 、受容言語(理解言語)の豊富さから、わからないことは自分で検索して調べることができるようになっています🍀)


小学校は、 スクール シャドー付きで 通常学級に6年間在籍しておりましたが、

読み・書き・計算ができるので、普通級の学習には、なんとかついて行けている感じなのでした🍀


ターは、
毎日ひらがな(カタカナ)を書かせ、半年でなんとか読み書きできるようになりました!
小学校では、入学してすぐに自分の名前を書かせます!

ひらがなを学習していなくても、自分の名前は書けて、平仮名を読めることを前提に一年生がスタートします。

そして、五十音順ではなく、一筆でかける簡単な『く』『へ』『し』『つ』『て』等から始めていき、1学期間を使いゆっくり進めていきます。

そして、二学期なってから、急に進度が早くなり、カタカナは、ササッと終わらせて、漢字に入ります。
漢字は、二学期、三学期で80字です。
文字の練習も、バックワードチェイニング
が有効です(*^^*)

誤学習させないために、二人場織りで鉛筆の持ち方、持つ位置を矯正しながら、始めはフルプロンプトで一緒に書きます。慣れてきたら最後の部分からプロンプト(手助け)を外していきます!
例えば『お』ならば、二画目までプロンプトして、最後の点をうつところだけ自分でさせ、少しずつプロンプトをはずしていくのですね。

三画目の点がうてたら、次は、二画目の最後の払うところからプロンプトをはずして・・・・最終的には自分でかけるようにトレーニングします(^^)

大好きな強化子と、ほどよい休憩を挟みながら、毎日楽しくリズミカルにトレーニングして習慣にしてルーティンにして練習していけると良いですよね(*^^*)




私 は 、息子の小学校入学を1年間 遅らせる 《就学猶予》 という 申請をして おりますが 、


就学猶予についてご説明をした動画を撮りました際に 、

小学校2~3年生で扱う『 国語』 についてもご説明して います 🍀


以下 、《国語》 についてご説明した動画をご紹介させていただきます ✨


この度、《就学猶予について・絵カードを利用したアカデミックスキル指導について》ご紹介する動画を作成しました。

ご覧いただけたら幸いです。


🍀浅間ペンギン特別企画🍀
・お礼
・就学猶予について
・絵カードを利用したアカデミックスキル指導
・3語文表出
・時制の一致
・位置について
・平仮名をスムースに読む
・理由を答えられるように
・年中行事について
・分類について
・助詞について
・平仮名とカタカナ
・書字指導
・ビジョントレーニング
・「台詞」(気持ち)について
・書字指導について
・数の合成・分解

・線分図について



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