子ども達に、「もっと挑戦して欲しい!」
息子達が通っている、小中高一貫校の先生方から、共通に出ている意見です。
中2の長男も、小4の次男も、新しいことに対して、何となく及び腰。
何でかなぁ~と思いました。
「こういうの、やってみないの?」と提案すると、きょとんとします。
たとえば、長男には、
女子校の学園祭に遊びに行きたいから、つてのある友達に連絡取るとか、
勉強がわからないから、先生にオススメの参考書&問題集を聞いてみるとか、
よその学校の部活の練習を見学させてください、と顧問に頼みに行くとか・・・・・。
次男には、
低学年の子に、ミニバスに入るとおもしろいよ、って勧誘に行くとか、
専科の先生に、テレビで見て、「?」と思ったことを質問にいくとか・・・・
書き出してみたら、人に頼んで、自分の世界を広げることに対して淡白ですね。
断わられるかどうか、わからないのに、自分で、「無理だろうな」と勝手に決めて、あきらめるパターンがとても多いです。
もったいない!
自分で決めて自分で行動する。
ここには、「根拠のない確信」があるか、ないか、です。
「どうせ、断られるだろうから」と頼まない、いわない。
これも、「根拠のない確信」使ってますが。(笑)
上手くいかない、と思ってやるか。上手くいく、と思ってやるか。
7回ダメでも、8回目チャレンジするかどうか。
自分はやれる、という確信をもっていると、挑戦するほうを選びます。
ここの分かれ目は、なんでしょう。
これは、赤ちゃんが、はいはいから、たっちして、歩くときに、周りから、どう扱われたか。
これが関係します。
先日、コーチングで、マイ・コーチと話していて、盛り上がった話題です。
抱っこされていると、とても安心。
成長して、自力で動き出すときって、ものすごく不安です。
そういうとき、赤ちゃんは、やたら、振り向きます。
「ねぇ、大丈夫かな?」と言ってるみたいに。
そのとき、笑顔で、「大丈夫だよ、ちゃ~んと見てるから、やってごらん」と背中を押された子は、「自分はやれる」という根拠のない確信を持てるのです。
できれば、新米ママ・パパよりも、キャリアのあるおじいちゃん、おばあちゃんに見守られているといいですね。
どっしり構えている分、もらえる安心感が大きい。
そういう経験をした子は、成長しても、「見ててもらえるから、大丈夫」と考えることができるのです。
私は、おじいちゃんっ子で、「目に入れても痛くない孫」として育てられました。
「いつでも、みてるぞ、大丈夫だぞ」と支えてもらって、安心感いっぱいで、やりたい放題の幼年期をすごしています。
おかげで、「できない」と思うことが、できない、という「根拠のない確信」にあふれて成長してしまいました。(爆笑)
これはエネルギーとして、ものすごく大きいです。
ある意味、怖いもの知らずですね。(笑)
チャレンジすることに、ためらいがありませんし、失敗しても、失敗と思わず、もう一度やってみます。
あるいは、やれるようになるにはどうしたらいいか、を必死で考えます。
誰にでも、「教えてください」と聞きにいきます。
みなさん、そうしているものだ、と、ずっと思っていたので、先日、コーチと話していて、びっくりしました。
「誰でも、本田さんみたいにやってるわけではないですよ」と笑いながら、フィードバックされました。
気がついていないところが、我ながら、相当、おバカだと思いました。(爆笑)
では、現実問題。
及び腰がちな、息子達に対してどうするか?
1)小さな成功体験を積み重ねさせて、自信をつけさせていくこと、
2)「見てるよ!大丈夫だよ!」オーラを出し続けること、
3)初めは、たくさん事例を出して、「こういうこともやれるし、ああいうこともやれるよ」と一つ一つ説明すること
4)自分でやれたら、どんな小さなことでも、ものすごくほめること
もう一度、幼年期の育てなおしをやっています。
赤ちゃんのときの見守り方が、足りなかったのですから、仕方ないですね。(泣)
でも、今、やっとかないと・・・で、一生懸命です。
学校の先生方とも、相談しながら、学年全体で、取り組んでいます。
かなり、忍耐がいります。
「なんで、やらないの!できないの!」と言ってしまうと、一気に振り出しに戻りますから、注意しましょう。
それから大事なポイント。
自分で動けるようになったとき、「自分一人でできるようになった」と本人は、思い込みます。
お礼を言いません。
正直、相当、腹が立ちますが、ここが、先生の頑張りどころです。
「自分でやれる、あなたは、すごいね」と優しく褒めて、最後の仕上げにします。
いつか、きっと、「支えてくれてありがとう!」と感謝の気持ちを自分で、感じるようになります。
今の、私みたいに。
祖父、寺岡與四郎(1900~1965年)に、感謝しています。
2歳で見送る日まで、祖父の胡坐(あぐら)が、私のベビー・チェアでした。
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スクールコーチとして、パーソナルコーチとして、日々の気付きを書いています。
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