上野教会のマリアさま

 

入門講座 今週の予定

カトリック上野教会
12月20日(水)19時
12月21日(木)11時 一緒ごはん (10時からミサがあります)
カトリック浅草教会
12月21日(木)19時 一緒ごはん
12月22日(金)11時 (10時からミサがあります)

お話しするのは晴佐久昌英神父です。
初めての方もお気軽にお越しください。
今週は、2023年最後の入門講座となります。
(来年は、1月7日(日)上野教会での福音講座兼入門講座から始まります。)

いよいよ、クリスマスが近づいてまいりましたキラキラ
夜の講座にご参加の方は、ライトアップされた教会をお楽しみくださいキラキラ
お待ちしております。
(写真を提供してくださった方々、ありがとうございました!)

 

星空以前のお話星空


『 この教会には、ベトナムの方、非常に多く集まってくるようになりました。(2019年)

おととしから、ベトナム人の留学生の子たちがだんだん目立つようになったので、「一緒にごはん食べようよ」と言って、数名でごはん食べたりするうちに、

「ベトナム語のミサをしよう」ということになり、ベトナム人の神父さまも呼んで、少しずつ、10人、20人、30人と増えてきて、先週の枝の主日、ここでベトナム語のミサを夕方にいたしましたけれども、140人集まってましたよ。ほぼいっぱいでした。それはベトナム人の留学生たちが中心。

しかしベトナム人の技能実習生の子たちも、非常につらい思いをしたり、いろいろみんなの支援を必要としているということで、技能実習生の集まりも始めたいと、数か月前から技能実習生の集まりも別に始めて、数名から一緒にごはん食べたりしているところです。

今まで3人だったのが、今日の夜は8人かな、集まります。少しずつ増えてくる。技能実習生も本当に大変です。

そのうちの1人が、先ほど第一朗読をしてくれました。どこに消えちゃったかな(会衆席を見回す)・・・あぁ、はい、先ほどはありがとうございました。ロック君です。内装のお仕事をして、床の専門家です。

みなさん、どこの床でも、感謝もなんにもなく、バタバタとこう歩き回ってますけど、(笑)誰かが貼ってるんですよ。ベトナム技能実習生の方に感謝ですよ。

 

もう1人のクゥイ君は、壁の専門家。壁紙を貼っている。トゥアン君は建設現場で働いている。

 

で、今晩、初めて来る4人の女の子たちはコンビニのお弁当を作ってます。毎日、毎日、毎日、毎日。みなさんは、コンビニに行って、パクパク、パクパク、お弁当食べてますけど、誰かが詰めているんですよ、丁寧に、丁寧に。

ねえ、ベトナムの方たちと、こうして一緒にミサがささげられる。大きな喜びです。なぜならば、みんな、家族だからです。血がつながってんですよ。家族。神の血がかよっている家族。み~んな、つながっていて、それは民族とか、言葉とか、関係なし。

色々大変な思いもしているお互いですけれども、神さまが出会わせてくれて、私たちは本当の家族になっていく。

 

カトリック教会って、いいですよね。どっか知らない国に来て、一所懸命働いていても、教会に行けば、ごはんが出てくる。いいですねぇ。いっぱい食べて。

そして教会に行けば、同じ食卓を囲んでミサができる。最高ですね。たとえ言葉が多少通じなくても、何をしているか、どういう人たちが集まっているか、ここで何が起こっているか、それはもう、歴然としているわけです。いいことです。

カトリック教会。全世界に13億人の家族がおります。

トップというか、お世話役というか、教皇フランシスコは、つい10日ほど前に、南スーダンの大統領と副大統領が喧嘩して、内戦が続いているので、ヴァチカンに来たこの2人の前で、土下座して、そして2人の靴に口づけをいたしました。

大きなニュースとして、日本ではあんまり流されませんけど、世界を駆け巡った。

教皇の思いは、ただ一つ。

「家族だろ」と。

「なぜ、兄弟喧嘩する。家族で殺し合うのか」と。「頼むよ」と。そういうことですよね。』

 

 

 

浅草教会(ベトナムの青年たちによるイルミネーション)

 

Lydia