星空以前のお話星空

 


『 何でも分かち合って当たり前、純粋に贈与することが「家族」のしるし。

そういうことを入門講座では、なんとか、ちょっとしたおままごと程度ですけど、実現させましょう、と。

それが「教会」そのものだし、

まずは自分の居場所として、この入門講座を考えていただきたいですね。

実際に救いを求めている人とそんな人たちのお世話をしたいと思う人が、こうして集まって、一緒にいる現場。

そこに出入りしているだけで、おまえは仲間だ、みたいなのあるじゃないですか。

それは毎週来なくても全然構わない。

何か月ぶりかでふらりと現れても、一年ぶりに来たでも、それでも仲間は仲間。

入門講座とは、福音を聞く場であり、

福音を分かち合って、福音を信じる、そのような仲間たちの居場所。

そこに関わっているだけで、もう教会家族の一員。

そういう気持ちで帰っていただきたいし、

お互いにそういう目で、何十年選手も初めて来た人も、信頼関係をつくっていってほしいなと思います。

春、夏、秋、冬、似たような話を繰り返し、繰り返ししてますけども、

話すほうも変わっていくし、時代も変わっていくし、聞くほうも色々事情が変わっていくし、

色々変わっていく中で、

やっぱり繰り返し、福音に触れて、

福音に養われて、

そこから出発して、

体験があって、

福音に照らされてその体験をもう一回深く味わって、

またここに戻ってきて、

我が家のように福音を聞いて、福音を味わって、

自分の体験を分かち合ったりしつつ、

また出発して、

・・・って、この繰り返しが大事なんですよね。

福音を聞いて、実生活、現実の体験っていうものをして、

またここに戻ってきて、ちょっとホッとして。

社会では、こんな話、まず聞けないですからね。

福音を語れるっていうのは、本当に嬉しいこと。

ありがたいことでもあるし、繰り返し、繰り返し、ここに戻ってきてほしいなってことですね。

繰り返しっていうのはすごく大事でね、

何度でも、何度でも、福音に触れて、

神さまは自分を愛しているんだ。

いろんな試練はあるけれども、それは本当によいことにつながっているんだ。

永遠のいのちに向かって、私たちは、今、準備中なんだ。

まことの親が待っているんだ。その意味では、私はまだちゃんと生まれてもいないくらいだ。

すべての人はちゃんとつながっているし、天の人たちともつながっているし、

そういう大いなる命のネットワークの中で、

この「私」という存在が与えられていることに、本当に感謝して、

すべてを結ぶ力、それを「キリスト」と呼んでいるんだけど、

そういう力を信じて、

すべてがよみがえっていく力、それを「復活」と呼ぶんだけど、

そういう力を信じて、

ただ闇の中で迷っているのではなくて、光に向かって、

しかも、ただ独りで歩んでいるんじゃなくて、仲間たちみんなで、歩んでいく。

こんな素晴らしい福音、ないじゃないですか。

これ以上のことってあるだろうかって私は思うし、なんでそれを信じないのか、逆に不思議な気もするし・・・。

そうは言っても一週間経ったら、なんだかまたクヨクヨしたり、迷ったり、イライラしてたりするけれども、

それでも一週間にほんの三十分でも、一時間でも、福音を聞いて、少し清々しい気持ちになって、

「もう一回、歩き出すか」って、一歩踏み出していく。

そうして、半年、一年と福音に触れ続けていくうちに、

漢方薬じゃないですけど、ふと気がつくと、「あれ、私、だいぶ楽になってるな」と。

やっぱり福音の力はすごいですから、

下手すると体調すら良くなっていくんですよね。下手するとって、失礼ですけど。

心が開かれると、体の強張りも取れていったりしますし、

免疫力が上がればね、感染症にもかかりにくくなりますし、

・・・と言う私は、なんか今、風邪気味なんですけど。(笑) 』

 

 

 

 

Lydia