去年の昨日、夫は
増悪する胸の疼痛コントロールの為
近所の緩和ケア病院に入院。


そして昨年の今日、CTの結果
あちこちへの転移がみつかりました。
3か月前に撮ったそれより
はるかに悪化しており


私に告げられたのは
『あと3ヶ月はもたない』
という言葉でした。




夫は、疼痛コントロール目的とはいえ
入院生活に苦痛を感じ
食事も入らず、
退院を訴え続けたので


私の判断で
主治医に言われた余命を本人に告げ
「今頑張ってコントロールし、
うちに帰って二人きりで過ごそう」
と励ましたことを
昨日のように思い出します。



今も、街に咲く紫陽花





を見ると、
あの頃デイルームに飾ってあった
紫陽花を思いだし、


やはり、他者の介入を拒む
夫のためには
できる限り私一人での
在宅見看りがベストなのだと
痛感した


そして、覚悟していたようでも
考えないようにしていた
『夫がいなくなる』
事について、嫌でも
覚悟せざるを得なくなった
あの頃の私の気持ちが
よみがえってきます。


でも、これからの1ヶ月
苦しいこともあったけれども


10日ほど入院して
2回通院して
在宅診療に切り替えたのは
最期の1週間程だったのですが


たくさんの方々のご支援で
『夫婦二人の時間を大切に』
というコンセプトのもとに


静かな、濃厚な時間を過ごせたこと
とても幸せに思っています。




一年後の今は、
去年まったく想像しなかった


自身の引っ越しの手続きや
仕事
実家の手伝い
陸の関係の手伝いで
とにかく忙しく過ごしています笑い泣き


夫がいなくなった穴は
夫以外のものでは埋められないけど
他にできることを増やして
生きる目的や
やりがいを見つけて
動いていますニコニコ