東京では靖国神社のソメイヨシノが
開花宣言をしたそうですニコニコ
TVのニュース速報で見て
びっくりしました!


夫が毎年最も楽しみにしていた時期
そして
最も私が調子が悪くなる時期です。


調子が悪くなるとは
自分が押さえられないくらい
テンションが上がり
自転車をこいで
一日中桜を見に移動し続けるのです。


万能になった気になるので
食事もとらず、眠くもなりません。
後で聞くと、その時期の私は
言ってることも誇大妄想のような
話しも滅茶苦茶で
パチンコに1日10万つぎ込む事も。


その後急激に鬱の症状が出て
希死念慮とか現れてくる…
大量内服したり自らに傷をつけ
入院が必要となり
一度調子を崩すと
日常生活に戻れるまで
一年近くかかります。


ここ10年ほどは、
少しずつ調子が良くなって
軽度な鬱の方がまさってるので
そこまでのことはありませんが。



主治医のご尽力のお陰と
薬との相性、
夫の見守り、

陸の成長と共に、
陸の父親(元夫)や実家との
係わりが増え
自分がとるべき立場が判ってきたり
夫や主治医のご尽力のお陰だと
思っています。




ここ5年ほどは桜が咲くと
夫の仕事が休みの日は
普段は出不精な夫が
うってかわってはしゃいで
ミスドで期間限定ドーナツを買って
ポットに紅茶を入れて
お花見へ🌸


仕事が終わってからも
車でドライブし窓から夜桜見物…
夕食前にあちこち回るので
だいぶくたびれましたがてへぺろ




去年は、余命宣告を受けた夫から
「自分が亡くなったら
棺を桜の花で埋め尽くしてほしい」
と頼まれ
「縁起でもない」
と本当は怒りたかったけど
泣きたかったけど
一番泣きたいであろう夫と一緒に
時間と体力が続く限り


熊本の桜の名所を車で回りまくって
できるだけ綺麗な花びらを拾いました。


いくら本人の希望とはいえ
自分の葬式の準備をさせるのが嫌で
「私一人で行くから休んでいて」
と何回も言ったのですが
夫自身が
「自分も行く」
と言って聞かなくて…
でも、
かえって一人で泣かずにすみましたね。


拾った桜は
ビニール袋に集めて
家で新聞紙に広げて
萎びたり変色した花びらを避けて
お茶パックに詰めて
ドライフラワー用のシリカゲルに埋めて
ようやくタッパー一個ぶんの
乾燥桜を作りました。


本当は
もっと綺麗だったと思うんだけど⤵
写し方が下手なせいか汚く見える⤵


本人的にはもっと欲しかったらしいけど
義母や真理さんに
お願いするわけにもいかず。


でも、実際出番のときは
ちょうどいいくらいの量に感じました。




一年三ヶ月の夫との闘病生活の
「終わりの始まり」の日々は
特にこの桜の時期が強烈で
あまりに思い出が綺麗で寂しすぎて


本当はお仕事も休んで
外界の情報を遮断して
とじ込もって
優しくしてくれる人たちに甘えて
過ごしてしまわないと


また外の景色を見るだけで
涙が止まらなくなるような
情けない姿を人にさらしてしまいそうで
今から不安で仕方がないのです。



それでも
作業所の指導員さんたちは
「家で考え込むより
作業をして気を紛わせた方がいい」と
考えてくださるので


一人で過ごして
気がつかないうちに
変なテンションになるのを
観察して管理していただくためにも
やはり通所を続けていこうと
思います。



そして
桜を見るために
ひょっこり
現れてくれそうな夫の気配を
探しに



時間のあるときに
去年出歩いた思いでの場所に
出かけてみようと思いますデレデレ






さあ、
これからあなたの大好きな季節だよ!!