来年一月の下旬に登場します | 浅倉卓弥オフィシャルブログ「それさえもおそらくは平穏な日々」Powered by Ameba

浅倉卓弥オフィシャルブログ「それさえもおそらくは平穏な日々」Powered by Ameba

浅倉卓弥オフィシャルブログ「それさえもおそらくは平穏な日々」Powered by Ameba

おかげさまでどうやら無事、
大きな山を越えまして、
次の本の刊行がほぼ確定となりました。

来年の一月にグレン・クローズの主演で
『天才作家の妻 40年目の真実』
という映画が公開になるのですけれど、

縁あって今回、この原作小説を
浅倉が訳させて戴きました。

こちらは原書のキンドル版の
表紙デザインになります。

The Wife: A NovelThe Wife: A Novel
1,224円
Amazon


今回は文庫での登場になります。
当然この二人が映っていますが

もう少し引いた感じの写真で、
華やかな印象のものが使われます。

そうそう、それから
映画の公式サイトはこちらになります。

http://www.ten-tsuma.jp/

ですから、この前の記事の最後で、
ゴールデン・グローブ賞のノミネートを
楽しみに眺めていたというのは
実はこういった事情でありました。

下馬評は相当高いということも
聞いていなくはなかったのですが、

グレン・クローズが無事、
主演女優賞に
ノミネートされたのみならず、

さらにはこのノミネートを受け、
全米で四百館規模での
再上映まで決まったとのニュースまで
飛び込んでまいりました。

僕はそういう訳で、
映画の方もすでに
観させて戴いているのですけれど、

こんな展開も十分に
納得できる出来だよなと思ってます。

演出が丁寧で、役者の表情や、
細かな台詞のニュアンスで
物語が進んでいくタイプの作品です。


ちょっとだけ言ってしまうと、
映画の舞台はノーベル賞になっていますが、

原作の方はヘルシンキ賞という
架空の賞を設定して
物語を成立させています。

大筋にはなんら影響はないですし、
候補者の歓迎のコーラスの場面なんかは、
僕も楽しく訳しました。

詳細はまだ観てのお楽しみと
しておいた方がよさそうですが、

これもどうやらそもそもが
ノーベル賞の
恒例行事であるらしいです。

まだ来年の話ではあるのですけれど、
さすがにもう
鬼も笑わないタイミングだと思いますので、

映画を観て気に入って下さったら、
是非原作の方にも
手を伸ばしていただければと思っております。


それから、こちらの本もまた
引続きよろしくお願いします。


やや繰り返しになりますが、
ノンフィクションではあるけれど

特に前半、まるで小説のような
面白さを備えた一冊です。

訳書ではありますけれど、
やはり自分の文章だよなとは

胸を張って言えるように
仕上げておりますので。