雪が降ると、2年前の自分の誕生日に変わる瞬間を思い出します。
当時住んでいた部屋から道路が見えたのですが、うちの真下で車が雪にはまり、微動だにしなくなって……警察と思わしきひとが雪をかきわけて道を作り、運転手さんを導いていたのです。
雪って大変だと思うと同時に、進む側から新しい雪が車体に積もっていく光景が、何だか今ほんとうに起こっていることとは思えなくて、物語を読んでいる様な不思議な気持ちになったことを覚えています。
(目の前では大きな被害にならなかった為、そんな悠長なことを感じたのだと思いますが、一歩間違えば雪というものは大変な事態を引き起こすこともあるのだと思うと、そんな呑気でいてはいけなかったと、今は思います)
あれから2年と思うと、
まだ2年なのに、
わたしの環境も感情も、別モノだ、と思う位違うことに戸惑います。
もちろん、いい方に、です!
望むことが全て叶っている訳ではないけれども、当時思い描いていた しあわせ という想像を、軽々と超えていっていると言えます。
いつも誕生日の前は、あれしてこれして!って、“やっておくべきリスト” が存在するのですが、今年はまだ何も浮かんでいません。
なにかひとつ手に入れると、またもうひとつ欲しくなって、それが叶うと、いいぞ!もっともっと!ってなるので、結局望みに限りはないんだなぁと実感することになる、
はずなのに、不思議ですねぇ。
28歳のいまも、
29歳のこれからも、
素敵なものにしたいと思います。
2年後のいまごろは、2年前のことしを、どう思っているのかなぁ。
azumi