スイスに来てすぐのころ、
肉屋・スーパーでまず驚いたのは、
「ウサギの肉」が常時並んでいた事でした
フランス料理で
調理される事は知っていましたが、
肉市場にはウサギそのままの形で売られてるし、
スーパーのパックにウサギのマークが書かれていると
いつ見ても、私には辛い光景です
で、今回の話は
語学学校のリトアニア人から家に招待された時のこと。
初対面のスイス人女子から
宴もたけなわの頃に
ある質問を受けました。
まず、
「日本人は犬を食べるんでしょ?」
と薄笑いを浮かべながら、聞かれました。
ちなみに、日本の文化に
造詣の深い人はこんな発言はしないし、
相手の文化を思いやるような人は
冷笑をこめて、こんな発言はしません
そこで私は、
「アジアでは犬を食べる国もあるが、日本人は食べないよ。」
と返しました。
そんな発言をしてもなお
冷笑を含んだ感じで、
「ペットにするような動物を食べるなんて・・・」
とニヤニヤしながら返されました。
だから~!
日本人は食べないって言ったじゃん!
という怒りを胸にしまい、礼儀正しく返したものの、、
そもそも。
ウサギをスーパーで常時売ってる国の
人が何言ってんだか・・・
と思ったのが、正直な感想でした。。
ウサギは良くて、なんで犬が駄目なの?
どっちも、ペットの動物に相当してるのに。
と言い返してやりたいところを、
めんどくさかったので止めました。
ヨーロッパの国々では
普通にウサギは売られているようなので、
こんな事を言ったところで
あまり理解を示されないことでしょう。
何が言いたかったかというと、
自分の国の物差しで、
他の国の食生活を
面と向かってとやかく言う資格はないんじゃないかと、
ふとそんな事を、この日思いました