アイロボット社のロボット掃除機「ルンバ」は記者にとって、“家電新時代”の到来を感じさせてくれた製品でした。ボタン一つで掃除機が自走し、掃除してくれる-。同社が7月に発売した「ブラーバ380j」(想定市価3万6千円)は、その目新しさ、手軽さを「床拭き」で再現した製品です。
ブラーバの特徴は、「から拭き」と「水拭き」の両方が使えることです。床がほこりっぽい場合はから拭きを、床のべたつきが気になる場合や、しょうゆやソースなどをこぼしてしまった場合は水拭きを-と、用途により使い分けられます。
使う前、ブラーバに“雑巾”の役割を持つ白色のドライクロスか、青色のウエットクロスを取り付けます。から拭きの場合、市販の使い捨てのクリーニングシートも利用可能。水拭きの際は、クリーニングパッドと呼ばれる部分に水を入れてためるため、クロスを水でぬらす手間は最初の1回だけで済みます。
ブラーバを実際に使ってみて、まず驚いたのが、動作音が静かなこと。テーブルの脚などにぶつかる際、軽く音はしますが、動作音は夜中に利用できるくらい静かでした。水拭きでは約20畳、から拭きでは約56畳まで対応しています。