朝鮮通信使の道たどる 韓国で日本の学生ら | 毎日のニュース

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 江戸時代に朝鮮王朝が日本に送った外交使節団「朝鮮通信使」が朝鮮半島で歩いた道をたどり、韓国との交流の歴史を学びたいと、日本の学生約20人が韓国を訪れている。

 「21世紀のユース朝鮮通信使」の一行は12日朝にソウル中心にある朝鮮時代の王宮、景福宮前を韓国の学生らとともに出発、釜山を目指す。一行は埼玉県狭山市のNPO法人「日中韓から世界へ」が募集、日本政府の青少年交流事業の支援も受けている。昨年秋にも同NPOの企画で韓国の学生ら約50人が日本で朝鮮通信使が歩いた道のりを追体験した。

 今回の参加者の中で、欧米で生活した経験を持つ学生らは「欧米で暮らせば日本人と韓国人は最初に仲良くなる」と述べ、政府間の対立や日本での嫌韓、韓国での反日の風潮は自分たちの感覚とかけ離れていると話した。(共同)