フライパンや鍋に焦げついた頑固な油汚れを落とすための台所グッズは、汚れを落とす半面、調理器具の表面を傷つけていることもあります。そこで、汚れ落としの効果と傷つけやすさについて調べました。
使用したのは、〔1〕重曹入りクリーナー〔2〕研磨材入りスポンジ〔3〕ハイブリッド研磨粒子入りスポンジ〔4〕ゴム粒子入りスポンジ〔5〕研磨材入り消しゴム〔6〕メラミンスポンジ〔7〕スチールたわし〔8〕ステンレスたわし-の8商品。テストは各グッズに水を含ませ、〔1〕は重曹面、〔2〕〔3〕〔4〕はナイロン不織布面で評価しました。
汚れ落としは、頑固な油汚れを付着させたステンレス板を摩擦試験機にセットし、50回擦り、汚れ落ちの程度を目視で評価。〔1〕〔2〕〔7〕は汚れがよく落ち、〔3〕〔8〕はある程度落ちていましたが、〔4〕〔5〕〔6〕は全く落ちていませんでした。
傷つけやすさは、摩擦試験機にセットしたステンレス板表面を1千回擦り、傷つき度合いを目視で評価。〔1〕〔6〕は全く傷がありませんでした。他は傷が目立たない順に〔4〕▽〔7〕▽〔5〕▽〔3〕▽〔2〕▽〔8〕で、〔2〕と〔8〕はかなり目立つ傷でした。