名張毒ぶどう酒事件で、再審請求中の奥西勝死刑囚(88)が2審名古屋高裁で逆転死刑判決を言い渡されてから45年となる10日、支援者らが早期の再審開始を求め、高裁周辺でチラシを配った。
奥西死刑囚は昨年、収容先の八王子医療刑務所(東京)で危篤に陥ったが、現在は小康状態となっている。
事件は三重県名張市で昭和36年3月に発生。農薬入りぶどう酒を飲んだ女性5人が死亡した。
一審津地裁は39年12月、殺人罪で起訴された奥西死刑囚に無罪判決を言い渡したが、名古屋高裁が44年9月に逆転死刑判決を言い渡し、47年6月に確定した。
名古屋高裁は今年5月に8度目の再審請求を棄却。弁護側が異議を申し立てている。