「ベルばら」11巻、40年ぶり新刊 4つの新作短編を収録 | 毎日のニュース

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 池田理代子さんの代表作『ベルサイユのばら』の40年ぶりとなる新刊、11巻(集英社マーガレットコミックス)が発売された。男装の麗人、オスカルを主人公に、王妃マリー・アントワネットやフランス革命を描いた少女漫画の金字塔。昭和47年から48年にかけて「週刊マーガレット」で連載され、後にテレビアニメや映画、宝塚歌劇の舞台にもなった。

 11巻には、オスカルの幼なじみ・アンドレの子供時代や、アントワネットの娘、マリー・テレーズ王女らが登場する本編の後日譚など、4つの新作短編を収録。昨年から今年にかけ、「マーガレット」に掲載されたものに、一部加筆したという。連載当時と変わらぬ緻密で流麗なイラストに、挟み込まれる懐かしいエピソード。個人的には外伝に登場していたやんちゃなオスカルのめい、ル・ルーの成長が見られたのもうれしかった。

 巻末のインタビューで池田さんは「40年の間に描きたいエピソードが頭の中にたまっていた」と、自らマーガレット編集部に新作を描きたいと申し入れたことを明かしている。鈴木秀幸副編集長は「歴史物ということもあるが、時間がたっても古びない力を持つ作品。10代の読者にとっても新鮮に受け入れられたようです」と話す。

 東京・六本木で20日から始まる「わたしのマーガレット展」(森アーツセンターギャラリー)では、原画のほか、等身大のオスカル、アンドレの立像などの展示も予定され、ファンにはうれしい秋になりそうだ。(戸谷真美)