カナダのハーパー首相は9日、大西洋からカナダ北側の北極圏を回って太平洋に至る北西航路の探検航海に、英国から1845年に出航した後、失跡した著名な英軍の探検船2隻のうち1隻を約170年ぶりに発見したと発表した。
発見場所はカナダ北部ヌナブット準州のキングウィリアム島付近の海底11メートルで、比較的良好な状態で7日見つかった。
北極圏の開発熱が高まる中、カナダは2隻の捜索に巨費を投じ地域の主権をアピール。ハーパー氏は声明で「カナダにとって歴史的瞬間だ」と述べた。
英国のフランクリンが率いた探検航海は「エレバス」「テラー」の2隻で編成、当時英領だったキングウィリアム島付近で氷に囲まれ動けなくなったとみられてきた。見つかったのがどちらの船かは分かっていない。(共同)