日本国籍に気付かず誤認逮捕 「不審な外国人」通報で旅券不携帯と判断 茨城県警 | 毎日のニュース

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 茨城県警牛久署は14日、日本国籍とフィリピン国籍を共に持つ、さいたま市のパート工員の男性(20)を、日本国籍に気付かないまま誤って入管難民法違反(旅券不携帯)容疑で現行犯逮捕したと発表した。約7時間後に釈放した。

 牛久署によると、13日昼すぎ、牛久市のJR常磐線ひたち野うしく駅近くで「不審な外国人がいる」と駅前の交番に通報があった。交番で署員が男性から事情を聴き、外国人なのにパスポートを常に携帯する義務を守っていないと判断し、午後5時10分ごろ、現行犯逮捕した。

 その後、通訳が同席して取り調べた際、男性が「日本国籍もある」と説明。確認が取れたため、13日深夜に釈放した。父親が日本人、母親がフィリピン人という。

 橋本康一郎署長は「おわび申し上げる。指示を徹底し、再発防止に努める」とコメントした。