自宅で介護していた夫(79)を殴って死なせたとして、警視庁碑文谷署は傷害致死の疑いで、東京都目黒区中根、無職、若狭靖子容疑者(70)を逮捕した。同署によると、若狭容疑者は夫と2人暮らしで「介護に疲れた」と供述、容疑を認めている。
逮捕容疑は、7月24日夕方、自宅のベッドに座っていた夫の正弘さんの頭を素手で殴り、急性硬膜下血腫の傷害を負わせ、8月2日に搬送先の病院で死亡させたとしている。
7月26日に正弘さんの容体が悪化し、若狭容疑者が119番通報。病院の関係者が、殴打の痕があるのを不審に思い、同署に通報した。正弘さんは寝たきりではなかったが、病気で手術をし、3月ごろから介護が必要な状態になっていた。