米、新首相候補へ支持固め イラク挙国一致に向け圧力 | 毎日のニュース

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 バイデン米副大統領は12日、イラクのクルド自治政府のバルザニ議長、イスラム教スンニ派のジュブリ連邦議会議長と相次いで電話協議し、新首相候補に指名されたシーア派のアバディ連邦議会副議長への支持を取り付けた。ホワイトハウスが発表した。

 米政府は、続投にこだわるマリキ首相の動向を注視。過激派「イスラム国」の脅威に対抗するため、イラクの各派を取り込んだ挙国一致内閣が早期に発足するよう圧力を強めている。

 バイデン氏はバルザニ氏にアバディ氏と緊密に協力するよう要請。バルザニ氏は、政治、経済、治安の各分野における課題に立ち向かうために各派が結束する必要があるとして、アバディ氏の指名に支持を表明した。

 ジュブリ氏も挙国一致内閣の発足に向け、アバディ氏と早急に取り組む意向を示した。(共同)