生保、女性管理職登用に数値目標 日生「4年後2割増」、明治「内勤比率倍増」 | 毎日のニュース

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 日本生命保険が平成30年に、課長職以上の女性管理職を現在の2割増にあたる520人に増やすことが13日、分かった。明治安田生命保険も29年をめどに、内勤女性の管理職比率を現在の1割弱から2割に引き上げる。政府が「32年に指導的地位に占める女性の割合30%」とする目標を掲げる中、生保大手も女性登用に本腰を入れ始めた。

 日本生命は、女性が大半を占める営業職員5万人から選ぶ管理職養成の研修制度で、26年度の選抜人数を1割以上増やす。小林一生取締役は「7万人の従業員の9割が女性であり、女性の活躍は経営戦略の一つ」と説明する。

 明治安田生命は、管理職を目指す女性職員を女性が活躍する社外大手企業に短期派遣する研修制度を今年度中に始める。福家聖剛副社長は「目標の(数字の)達成ありきではなく、管理職にふさわしい能力の女性職員を育成する仕組みつくる」と意気込む。