防衛省は13日、北朝鮮南西部の開城付近から同日午前1時20分ごろ(日本時間同)、弾道ミサイル2発が北東方向に向け発射されたとみられると発表した。いずれも約500キロ飛んだ後、日本海に落下したと推定している。政府は北朝鮮に対し、北京の大使館ルートを通じて抗議した。
安倍晋三首相は、米国、韓国など関係国と連携した情報収集・分析、航空機・船舶などの安全確認の徹底と、国民への迅速・的確な情報提供を関係省庁に指示した。
防衛省は13日午前、緊急幹部会議を開いて対応を協議し、情報分析と警戒監視に当たった。同省に入った連絡によると、航空機や船舶への被害は確認されていない。
防衛省によると、北朝鮮が弾道ミサイルを日本海に向けて発射したのは、今年に入って5回目とみられる。