鳥インフルでも管理ミス 米保健当局、研究室を閉鎖 | 毎日のニュース

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 米疾病対策センター(CDC)のインフルエンザ研究室が、高病原性のH5N1型ウイルスに汚染された培養物を、誤って別の研究施設に送付するミスを犯していたことが11日、CDCの発表で明らかになった。

 先月発覚した、炭疽菌の扱いをめぐる不祥事を受け、内部の安全管理体制を検証する過程で分かった。誤送付によるウイルス感染者は出なかったが、CDCは事態を深刻視。管理体制が改善するまで、インフルエンザと炭疽菌の研究室を臨時閉鎖するなどの異例の措置を取った。

 米メディアによるとCDCのフリーデン所長は同日の電話による記者会見で「あってはならないこと。失望し、怒りを覚える」などと語った。(共同)