米への対抗意識鮮明 プーチン露大統領、キューバ訪問 | 毎日のニュース

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 キューバを訪問したロシアのプーチン大統領は11日、首都ハバナでフィデル・カストロ前国家評議会議長と約1時間にわたり会談した。プーチン氏は6日間の中南米歴訪を、米国の「裏庭」で反米を貫くカストロ氏との対話でスタートさせ、ウクライナ情勢で対立する米国への対抗意識を鮮明に示した。

 ロシア大統領府によると、国際情勢や世界経済の動向のほか、両国関係発展に向けて「詳細」に協議した。この後、フィデル氏の実弟ラウル・カストロ国家評議会議長とも会談、タス通信によると、プーチン氏はロシアが独自開発した測位システム「グロナス」の地上施設をキューバに設置したいとの意向を示した。

 プーチン氏はキューバ革命後の社会主義体制確立に貢献しキューバで1962~64年に死亡した68人の旧ソ連軍将兵の碑に献花した。(共同)