自衛官の記念行事、米中露など36カ国で恒例 | 毎日のニュース

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 韓国のロッテホテル側から拒否された自衛隊の記念行事は、政府が在外公館で勤務する自衛官である「防衛駐在官」を派遣している国の大半で行っている。

 韓国では毎年、自衛隊の創設日である7月1日前後に開催してきた。日本の防衛駐在官と韓国国防省、軍関係者との交流にとどまらず、第三国の在韓武官も参加する懇親の場として定着している。

 そうした自衛隊の記念行事は、韓国をはじめ、中国、米国、英国、ロシアなど計36カ国で、相手国の政財界や各国外交団を大使館などに招いて実施。情報収集や国際平和協力に向けた信頼関係を構築するための恒例の行事となっている。

 また、防衛省や自衛隊は他国軍との交流を幅広く行っている。防衛相や自衛隊幕僚長らによる各国の同クラスと会談する「ハイレベル交流」は昨年までの5年間で約30カ国と行った。共同訓練や留学生交換をするケースも多い。

 韓国軍との部隊間交流も活発で、自衛隊中級幹部が相互訪問しているほか、海上自衛隊幹部学校の学生も例年、韓国を訪れている。