東京都北区で乗用車が暴走して３人が軽傷を負った事故で、自動車運転処罰法違反（過失傷害）容疑で逮捕された北野良行容疑者（３８）の車の中から脱法ハーブとみられる植物片が見つかったことが８日、警視庁赤羽署への取材で分かった。
北野容疑者は「当日、都内で脱法ハーブを買った。車内で吸って意識がもうろうとしていた」と供述しており、同署は薬物の影響で正常な運転が困難な状態だったと判断。９日に容疑を同法違反（危険運転致傷）に切り替えて送検する。
北野容疑者はタクシーとバイクに衝突後も約２００メートル逆走しており、「ぶつかったことは覚えていない。気付いたら病院だった」と話しているという。