歴史問題をめぐって中国と韓国が共闘関係を築こうとしているが石氏は「『反日』で中国と連携しても、韓国の国益に資することは何もないことを、彼ら自身もわかっているはず」と指摘する。
中国の南シナ海での暴挙への反発は大きく、孤立は隠しようがない。西村氏は「南シナ海で起きていることは、当然、東シナ海でも起こり得る」と警鐘を鳴らす。経済的な苦境もあって中韓の共倒れも現実味を帯びつつあり、備えは急務だ。「田母神現象」「ネトウヨ」をどうみるべきかの分析、憲法改正や日本核武装についての主張も傾聴に値する。(イースト・プレス・本体1200円+税)