新潟地震、16日で発生50年 | 毎日のニュース

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 昭和39年に発生し、新潟市を中心に大きな被害を出した新潟地震から16日で50年を迎える。液状化現象による被害が初めてクローズアップされたほか、戦後の高度経済成長で発達した石油コンビナートで火災が発生したことでも注目を集めた。しかし、発生から50年が経過してもなお、当時浮かび上がった防災上の課題は残ったままだ。

 気象庁によると、新潟地震は39年6月16日午後1時1分に発生。震源は新潟県下越沖で震源の深さは34キロ。マグニチュード(M)は7・5、新潟市などで、当時の震度表示で震度5を記録した。

 総務省消防庁によると、26人が死亡し、液状化による被害も含め1960棟が全壊、石油コンビナート火災による延焼などで290棟が全焼した。津波は新潟県山(さん)北(ぽく)村大島崎(現村上市)で最大5メートルが観測され、山形県内で釣り人が1人死亡している。