【ゲームのゲンバ】「バイオハザード」シリーズ 映画化で価値・知名度が飛躍的に向上 | 毎日のニュース

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 全世界で約600万本を販売するゲームソフトになった「バイオハザード」シリーズ。現在までにハリウッド作品をはじめ計7作の映画が制作されていますが、これらの映画もブランド価値向上に大きな役割を果たしています。

 実は家庭用ゲーム機が普及しているのは、流通や法制度などインフラが整備された国のみ。したがって、その他の国や地域には「バイオハザード」を販売することができません。しかし映画であれば、そうした地域でもコンテンツを認知してもらうことができるのです。

 映画展開のきっかけは、ハリウッドからのアプローチでした。実現には時間を要しましたが、監督のポール・W・S・アンダーソンや主演のミラ・ジョボビッチが原作ゲームの大ファンであるなどメンバーにも恵まれ、2002年に第1作が公開されると、全世界で興行収入1億200万ドルの大ヒットとなりました。

 ちなみに映画化にあたり、ゲームの世界観の再現には細心の注意を払っています。たとえハリウッドが相手とはいえ、ゲームの設定にない描写には許可を出せません。映画独自の表現は尊重しつつも、ゲームにも登場するキャラクターの性格などはゲーム中の表現を踏襲しています。