東京五輪での訪日客2千万人達成に向け施策 観光白書を閣議決定 | 毎日のニュース

毎日のニュース

今日の出来事をニュース配信中!

 政府は10日、平成26年版観光白書を閣議決定した。訪日客が1千万人を超えた昨年の実績をもとに、東京五輪開催の2020(平成32)年には2千万人を目指す目標達成に向け、各種の施策を進めていくことを示した。

 昨年の訪日客は1036万人で、一部アジア諸国からの訪日客を対象に実施した入国ビザ要件の緩和と円安が追い風となった。

 26年度は訪日客からの要望が高い公衆無線LANや、海外発行のクレジットカードで現金が引き出せる現金自動預払機(ATM)などの整備を加速。より国内で買い物を楽しんでもらえるよう免税店の拡大にも取り組む。

 旅行者の増加が期待されている東南アジアほかイスラム圏のムスリム旅行者のおもてなしも強化。五輪をひかえた街の景観を形成するため、関係機関と連携した無電柱化を本格的に展開する。