ブナの大木倒れ名車「トヨタ2000GT」直撃、大破 運転の男性軽傷 | 毎日のニュース

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 8日午前9時45分ごろ、富山県南砺市菅沼で、国道156号沿いの斜面に生えていた高さ約30メートル、直径約1・9メートルのブナの木が道路を横切るように倒れた。通行中のスポーツカーを直撃し、運転していた奈良県大和郡山市の男性会社員(28)が腕などに切り傷や打撲の軽傷を負った。

 南砺署によると、ブナは根元から倒れており、スポーツカーのボンネットを直撃したという。スポーツカーは名車「トヨタ2000GT」で、幹や枝で押しつぶされて大破した。同乗者はなかった。ブナが生えていたのは道路脇の山林で、事故当時雨は降っていなかった。同署が倒れた原因を調べている。

 現場は、合掌造り集落が世界遺産に登録されている五箇山の菅沼集落に近い。男性は友人3人と車2台で観光に訪れていたという。倒木で道路がふさがれ、現場付近は約3時間にわたって通行止めになった。