紫外線(UV)が気になる季節になりました。肌を黒くし、肌の深部にダメージを与えるUVA波が最も多いのは5月、強度の日焼けを起こすUVB波が最も多いのは7月と8月です。
日中の外出時、UV防止剤は欠かせません。ただ、効果が高いUV防止剤は通常のクレンジング剤では落ちにくく、以前は専用のクレンジング剤が必要でした。最近は効果が高くても「せっけんで落とせます」などと表記されたものが多くなっています。でも、本当に落ちるのでしょうか?
そこで、5種類のUV防止剤について洗浄性を調べてみました。使ったのは「せっけんで落とせる」と表記された子供用2品と、「普通のクレンジング剤で落とせる」と表記された化粧下地2品、サンスクリーン剤(耐水タイプ)1品です。
上腕内側に2×5センチの枠を作り、UV防止剤を20ミリグラム塗布し、1時間放置した後、洗顔フォームで洗浄。同様の条件で、クレンジング剤と洗顔フォームの両方で洗浄しました。
洗顔フォームは両手で適量を泡立て、約200ミリグラムを指で取り、指2本を200gf(重力グラム)前後で押し付け、円を描きながら10秒間こすりました。クレンジング剤も約200ミリグラムを塗布し、洗顔フォームと同様にこすりました。すすぎは、ぬるま湯を5秒間流しました。軽く水気を拭き取ってから、UV防止剤が残っているとUVを吸収して暗く見えるブラックライトを当て、撮影しました。