「日米の関税合意ない」と林農相 TPP交渉で | 毎日のニュース

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 林芳正農相は9日の閣議後の記者会見で、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉に絡む日米の2国間協議に触れ「個別の品目の関税率などについて、日米間で合意している事実はない」と述べた。

 林氏は日米間に課題は残っているとの認識を示し「精力的に交渉を続ける」と話した。

 甘利明TPP担当相は同日の閣議後会見で「12カ国の大筋合意には日米の大筋合意が必須要件だ。(日米が大筋合意すれば)全体が大きく前進する」と述べた。

 日米協議では、日本が「聖域」とする農産物の重要5項目のうち、牛・豚肉の関税の扱いが最大の焦点になっている。