STAP細胞の論文問題で、理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー(30)の代理人の三木秀夫弁護士は17日、理研の調査委員会が再調査をするかどうかの審査結果について「今週中に出ることはないだろう」との見通しを明らかにした。
弁護士側は、理研の要請を受け、提出する追加資料の準備を進めている。小保方氏が心身の不調で入院しているため、提出時期について理研に時間的な配慮を求めている。
追加資料には、本来論文に載せるべきだった正しい画像を盛り込めるかどうか検討しているという。三木弁護士は「それさえあれば、捏造(との指摘)は吹き飛ぶ」と強調した。
小保方氏は、論文の不正を認定した理研調査委の調査が不十分として、再調査を行い、不正認定を撤回するよう求める不服申立書を8日に提出した。