大雪乗り越えハウス栽培ブドウ収穫 山梨で今年初、各地出荷へ | 毎日のニュース

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 大雪で多くの農業用ハウスが壊れた山梨県山梨市で16日、ハウス栽培したブドウ「デラウエア」が今年初めて収穫された。主に贈答用として関東や関西に出荷される。

 県やJA全農やまなしによると、2月の大雪で県内のブドウ用ハウスは約80%が全半壊し、ブドウの枝が折れるなどの被害が出た。今年のハウス栽培ブドウの出荷量は例年の30~40%に落ち込み、価格は高くなる見込みだ。

 一方、県内のブドウ栽培面積の97%を占める屋外栽培には大きな被害はなく、例年通り7月ごろに収穫が始まる。

 JAの担当者は「消費者が、山梨のブドウが雪害で壊滅したと思って他の産地に流れてしまうのが心配だ。被災農家の支援を続けながら、おいしいブドウをしっかり届けたい」と話した。