【はつらつ!健康 骨つぎの知恵袋】日本柔道整復師会60周年(47)要介助者にも協力呼びかけ | 毎日のニュース

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 介助を受ける人(要介助者)が「イスから立ち上がる」ための介助について紹介します。介助者の動きの基本の続きです。

 《基本4》要介助者には自分の手足をできるだけ体にくっつけてもらうようにする。寝返りするときには、膝を曲げるなどして手足を体にくっつけてもらうと、体と摩擦が少なくなり移動が楽になります。

 《基本5》体全体の筋肉を使って介助する。ベッドからイスに移す際は、介助者は膝を軽く曲げてから伸ばす力を使ったり、背中の筋肉を使う。これにより筋肉や関節への負担を分散させることができます。

 《基本6》要介助者を移動させるときには持ち上げず、引くようにする。

 《基本7》要介助者の向きを変えるときは転がすようにする。

 《基本8》「車イスに移りましょうね!」などと協力を呼びかけ、要介助者に意識してもらう。

 要介助者ができることを考えながら介助に努めてください。

 専門家がわかりやすく介助方法を教えてくれる市区町村の介護者教室への参加もお勧めします。このような教室については、お住まいの市区町村の窓口や地域包括支援センター、民生委員にお問い合わせください。(日本柔道整復師会 三谷誉)

                   

 ■この企画の問い合わせは、公益社団法人日本柔道整復師会

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