約10万人が死亡したとされる太平洋戦争末期の東京大空襲から69年を迎えた10日、犠牲者らの遺骨が安置されている東京都慰霊堂(墨田区)で秋篠宮ご夫妻ご臨席のもと、舛添要一知事、遺族らが参列し、慰霊の法要が営まれた。
東京大空襲は昭和20年3月10日未明にあった。300機を超える米爆撃機B29が大量の焼夷弾を無差別に投下し、下町を中心に大きな被害が出た。
都によると、昨年1年間で新たに209人の犠牲者の氏名が判明。都が作成し、慰霊堂近くの祈念碑の内部に保管している犠牲者名簿の人数は計8万150人になった。
慰霊堂には関東大震災の犠牲者の遺骨も納められており、毎年3月10日と9月1日に慰霊の法要が営まれている。