不良債権化した住宅ローン担保証券(MBS)をめぐる野村ホールディングス(HD)と米金融保証会社大手MBIAの訴訟で、MBIAが野村HDに最大で4億800万ドル(約417億円)を支払って和解することで合意したことが13日、分かった。米メディアが報じた。
MBIAは野村HDに対して3億2500万ドルを支払うほか、ほかの特定の係争で野村HDに有利な判断が下される場合は追加で8300万ドルも支払うという。
MBIAはMBSに関連した訴訟で、既に米金融大手バンク・オブ・アメリカなどと和解している。野村HDとの和解により、関連訴訟の決着に向けさらに前進することになる。(共同)