40代と50代の男女で、将来、配偶者に介護が必要になったら経済的に耐えられないと考える人が74%に上ることが、メディケア生命保険の「家族の絆と老後の生活に関する意識調査」で分かった。「夫婦が同時期に介護を必要とするのではないかと不安に感じることがある」と回答した人の割合も65・1%で、費用の面も含め、介護の負担に多くの人が懸念を抱いていることが明らかになった。
調査は昨年10月、インターネット調査会社のモニター会員のうち40~59歳で配偶者と子供がいる男女を対象に実施。有効回答の中から、性別や年代が均等になるよう1千人分を抽出した。
それによると、介護の担い手については「自分の介護をしてくれる人がいるのか不安に感じることがある」という設問に、「非常に当てはまる」「どちらかといえば当てはまる」が計59・8%だった。
また、「自分の介護に介護サービスを利用してほしくない」と答えた割合は、全体では13・1%。しかし、性別でみると、女性6%に対し、男性20・2%で、サービス利用についての意識に男女差が大きく現れた。