高橋、木原組はフリーでは最下位だったが、納得の表情だった。相手がいずれもグランプリ（ＧＰ）シリーズで表彰台に立った実績がある強敵ばかり。今季デビューでＧＰ２戦とも８位だったコンビがかなわなくても仕方がない。
タイミングを合わせて跳ぶジャンプでは２つとも回転不足と判定。木原が高橋を空中に放り投げたスロージャンプでは着氷が乱れた。木原は「緊張して体が硬くなった。チームに迷惑をかけられないと思っていた」と言った。
団体のみの出場予定だったが、繰り上がりで出場権を得た１１日からの個人種目にも臨む。五輪では全ての経験が糧となる高橋は「試合前の過ごし方はつかんできた」と収穫を口にした。（共同）