旬の食材でバランス良く マラソン レース2週間前からのアスリート食 | 毎日のニュース

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 23日の東京マラソンまであと2週間。完走し、好記録を狙うための食事はどのようなものが良いのか。レース当日を最高のコンディションで迎えるための食事法について聞いた。(村島有紀)

 ◆増やさず、落とさず

 「2週間前からは、これまでよりもトレーニング量を調整し、体の疲労を取る時期。体重は増えないように、筋肉を落とさないことも大事なので、食事の取り方も重要です」と話すのは、スポーツのための食事指導者養成講座を運営する「アスリートフードマイスター」(東京都渋谷区)のセミナー講師、相沢加奈さん(44)。同社は今月3日、「日本野菜ソムリエ協会」(同)から独立して設立された。

 相沢さんはマラソン歴12年。ほぼ毎年、東京マラソンに出場し、4時間以内に完走している。自己ベストは3時間14分。北海道のサロマ湖100キロウルトラマラソンにも出場し、5回連続完走。マラソン出場歴は70回を超える。

 相沢さんが過去の大会で失敗した経験は「体重を1キロ落とせば3分早くなる」という「神話」を信じ、食事のタイミングやカロリーを気にし、体重を落とし過ぎたこと。「スタート地点から20キロを過ぎてスタミナがなくなった。ダイエットをし過ぎたため、体内にグリコーゲン(糖質)を蓄えるスペースがなかった」