米連邦大陪審がインド元副総領事を起訴 外交特権下、公判困難か  | 毎日のニュース

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 米連邦大陪審は9日、ニューヨークにあるインド総領事館の副総領事だった女性外交官デブヤニ・コブラガデ氏(現インド国連代表部勤務)を、雇った家政婦のビザ申請書類に虚偽を記載した罪などで起訴した。

 ニューヨーク連邦地検は連邦地裁に「コブラガデ被告には外交特権がある」と報告。外交特権を辞退すれば公判が開かれるとしているが可能性は低い。

 インド政府は、被告が昨年12月に逮捕された際、身体検査で服を脱がされるなど不当な扱いを受けたとして反発、両国の摩擦に発展している。

 被告は逮捕後間もなく釈放、在宅の捜査が続いていた。家政婦を低賃金で働かせたとも指摘されている。

 インド政府はニューデリーの米大使館の警護設備を撤去したり、同大使館敷地内のレストランなどの営業停止を要求したりしていた。(共同)