【川崎の逃走】「助けてくれ」杉本容疑者、逃走直後に同級生と出会う 着替え 車で横須賀へ | 毎日のニュース

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 身柄確保まで丸2日間を要した逃走事件。杉本裕太容疑者の逃走劇は、神奈川県警の調べでは、地検川崎支部から逃げ出した直後に偶然、顔見知りと出会ったことが幕開けとなった。その後、車、着替えの服、携帯電話などを提供したとみられる複数の友人、知人との接触に成功。一時は横須賀市まで車で逃走していた。県警は友人や知人らから事情を聴き、逃走劇の全容解明を進めている。

 「助けてくれ」。杉本容疑者は逃走直後、たまたま地検川崎支部前を通りかかった2人乗りのスクーターに助けを求めた。うち1人は、杉本容疑者と顔見知りの男性で、杉本容疑者はこの男性をスクーターの後部座席に乗せ、自らが運転して北西に約20キロ離れた川崎市多摩区の中学時代の同級生宅に向かったという。

 その際、杉本容疑者は同級生宅に立ち寄り、服を着替えた。発見時の杉本容疑者は、逃走時と異なり茶色のキャップに、灰色のジャンパー、茶色の作業用ズボン姿だった。さらに、杉本容疑者は友人の車で横須賀市へ移動、その後、逮捕場所となった横浜市泉区へ向かったとみられる。

 逃走時には何も所持していなかったが、発見時には携帯電話やたばこ1箱、ライター2個を所持していた。いずれも友人らが提供したとみられる。