東電次期会長、数土氏で最終調整 現東電取締役のJFE相談役 | 毎日のニュース

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 政府が、東京電力の下河辺(しもこうべ)和彦会長(66)の後任に、社外取締役を務める数土(すど)文夫JFEホールディングス相談役(72)を起用する方向で最終調整に入ったことが27日、分かった。

 政府は下河辺氏の退任の意向を受けて人選を進めてきた。東電の再建を軌道に乗せるためには、企業経営の経験が豊富で、社外取締役として東電改革に取り組んできた数土氏が適任と判断した。

 下河辺氏の任期は来年6月までだが、東電の今後10年間の経営方針を定めた新しい総合特別事業計画(再建計画)が1月に認定されることから、早期に交代する可能性がある。東電の指名委員会での指名を経て正式に決定する見通しだ。

 数土氏はJFEホールディングス社長を経て2012年6月に東電の社外取締役に就任した。NHKの経営委員長も11年4月から務めていたが、東電改革に専念するとして辞任した。