ラクダがMERS感染疑い サウジ、解明に期待 | 毎日のニュース

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 サウジアラビア保健省は11日、「中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス」の感染が疑われるラクダが見つかったと発表した。感染者との関連が裏付けられれば世界で初めての事例で、保健省は感染源解明への手掛かりになると期待している。国営サウジ通信が報じた。

 保健省によると、西部ジッダ州の43歳の感染者が所有するラクダのうち1頭から、初期検査で陽性反応が出た。

 MERSはコウモリ由来のウイルスに似ていることが判明したが、感染源は不明で、ワクチンもない。オランダなどの研究チームが8月、ラクダ感染源説を発表したが、国連食糧農業機関(FAO)はラクダなどの動物を感染源と結論付けるのは時期尚早としていた。(共同)