日本列島は12日、上空に流れ込んだ強い寒気の影響で、全国的にこの秋一番の厳しい冷え込みとなった。最低気温が平年を5度程度下回り、12月上旬から中旬並みになった所も多く、福島市では初雪も観測した。
気象庁によると、西高東低の冬型の気圧配置が強まり、11日夜から12日早朝にかけて北海道から沖縄の広い範囲で気温が下がった。13日には西から高気圧が張り出し、寒さは和らぐ見通しだ。
各地の最低気温は、北海道の士別市で氷点下12・8度、美深町で同12・1度を記録。山形市で同0・4度、宇都宮市で同0・5度など、北海道と東北を中心に氷点下になった所も多かった。
東京都心(大手町)や名古屋市、大阪市、福岡市でも、今季一番の寒さとなった。