韓国大統領の「嫌日」続く 欧州歴訪「歴史問題」宣伝、主要国首脳会談なし日本だけに | 毎日のニュース

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 【ソウル=名村隆寛】韓国の朴(パク)槿恵(クネ)大統領が欧州歴訪を終え先週末、帰国した。大統領就任後、米国、中国、欧州の各国首脳らとの会談をこなした朴大統領は、13日からはプーチン露大統領をソウルに迎えるが、最も近い隣国、日本との首脳会談は実現していない。外遊先で日本批判を繰り広げ、欧州歴訪の間も日韓首脳会談に否定的な発言をした朴大統領。就任から1年が近づく中、日本未訪問という異例の事態からは、日本に譲らない国内世論も意識した「政治的意図」がうかがえる。

 朴大統領は2~8日、仏英などを公式訪問した。各国首脳との会談で、経済や先端技術分野での協力、文化交流で合意を得た。

 39年前に留学したフランスでは仏語で20分間演説。国賓として招かれた英国では、盛大な歓迎を受けた。エリザベス女王主催の晩(ばん)餐(さん)会で朴大統領は朝鮮戦争への英軍の参戦などに触れ「英国は韓国の厳しかった時代を支えてくれた真の友人」と語った。こうした“雄姿”は韓国で連日報じられた。