日銀が11日発表した10月の貸出・預金動向(速報)によると、国内銀行の月中平均の貸出残高は前年同月比2・3%増の407兆7508億円だった。電力会社向けや不動産関連で大口の貸し出しが伸びた。増加は25カ月連続。
個人向けでも住宅ローンが好調を持続。来年4月の消費税増税を控えた住宅の駆け込み需要に伴い、ローンの貸し出しも増えた。
大手銀行など「都銀等」は1・7%増の199兆2429億円、地方銀行・第二地銀は2・8%増の208兆5079億円だった。
都銀と地銀・第二地銀を合わせた実質預金と譲渡性預金の残高は3・9%増の590兆5339億円だった。