徳洲会会食「会ったか定かではない」厚労相あいまい答弁 衆院委 | 毎日のニュース

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 田村憲久・厚生労働相(48)が医療法人徳洲会幹部らと料亭で会食していた問題が8日、衆院厚生労働委員会で取り上げられ、田村厚労相は「(幹部らと)会ったかどうか定かではない」「記憶にない」などと述べた。大西健介議員(民主)の質問に答えた。同委の後藤茂之委員長は田村氏に対し、事務所での面会記録や、会合の食事代をどちらが支払ったかなどの記録を同委理事会へ提出するよう求めた。

 田村氏は会食について「深い付き合いがあるわけではないので、会ったかどうか定かではない」とし、「国会議員なのでいろんな会合がある。大臣規範において適切に対応している」と述べるにとどめた。

 徳洲会グループは会食当時、7月の参院選に出馬した園田修光・元衆院議員(56)=比例代表で落選=の支援を展開。会食では参院選の支援活動も話題になったとされるが、田村氏は「園田氏は(初当選が)同期なので付き合いはある。(選挙活動の話題は)ちょっと記憶にない」と話した。

 委員会前に行われた囲み取材でも報道陣から質問が相次いだが、田村氏は「いろんな会合をしているので一つ一つ覚えていない」と繰り返した。