震災伝承検討の委員会発足 石巻、大川小は議論対象外 | 毎日のニュース

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 宮城県石巻市は8日、東日本大震災を後世にどう伝えていくかを考える震災伝承検討委員会を発足させると発表した。27日に初会合を開く。

 検討委では、津波に伴う火災で焼け焦げた市立門脇小校舎や民間の土蔵など、震災遺構の保存も話し合うが、児童・教職員計84人が犠牲となった市立大川小の校舎は「第三者の事故検証委員会に影響を及ぼす可能性がある」として、議論の対象から外すという。

 検討委の委員は、東北大災害科学国際研究所長の平川新教授ら有識者や、震災の語り部らで構成。震災を記録した写真や映像といった資料をどのように活用するかなどを話し合い、2014年度までに提言をまとめる。