【三鷹女子高生殺害】別人の携帯に留守番電話 警視庁「名義確認必要ない」 | 毎日のニュース

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 東京都三鷹市で高校3年の鈴木沙彩(さあや)さん(18)が刃物で切られて殺害された事件で、警視庁三鷹署員が事件当日、池永チャールストーマス容疑者(21)本人ではなく、友人の携帯電話に留守番電話を入れていたことが分かった。警視庁が11日、記者会見を開いて明らかにしたもの。同署は鈴木さん宅周辺に警察官を派遣する措置もとっておらず、鈴木さんを守るための有効な手段は結果的に、事実上何もとられていなかったことになる。

 記者会見には捜査1課の青木樹哉(たつや)課長と、ストーカー対策を所管する生活安全総務課の山口寛峰(ひろたか)課長がそろって出席。会見によると、鈴木さんは三鷹署に相談に訪れた8日午前9時過ぎ、池永容疑者の連絡先として、交際中に池永容疑者が使用していた携帯電話の番号を伝えたが、この携帯は池永容疑者の友人が所有するものだったことが、その後の捜査で判明した。

 三鷹署生活安全課の男性警察官は8日、計3回電話をし、いずれも留守電にメッセージを残したが、その時点で既に携帯は友人のもとに戻っていた。

友人「警察から電話があったこと…伝えてはいない」